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アイデアを生むロフトがある三世帯住宅

F-HOUSE 

構造・規模 :木造3階建て+ロフト 工事単価には設計監理料、外構工事費用、水道本管引き込み費用、冷暖房工事費用、カーテンブラインド、登記費用、印紙代は含まれません
竣工年月日 :2003年8月
土地面積 :201.66平米(61.00坪)
延床面積 :320.21平米(96.86坪)
+ ロフト23.92平米(7.23坪)
工事単価 :60万円/坪※

三世帯住宅を建てる

都市においては、二世帯住宅の需要がますます増えています。子世帯の経済的なメリットだけでなく、子育てや老後の生活をお互いに支え合う、という特徴があります。このケースでは親世帯と子世帯(二世帯)が一つの屋根の下でどのように暮らして行くか、打ち合わせと検討を何度も重ねて実現しました。

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玄関は広い方が気持ちいい

玄関に続く和室は出入り口を引き込めるようにしました。和室が玄関の一部であるかのような使い方を提案しています。玄関床はトルコから取り寄せた黒大理石を使用しました。

リビングルームは天井高く

リビングルームはなるべく天井を高くすることを勧めています。大きな空間の中でくつろぐのは気持ちがよいものです。最上階であれば、事例のようにロフトを連続させることも可能です。風通しを良くすることで夏の冷房対策に、床暖房を採用することで冬の暖房対策としています。また、シーリングファンは夏も冬も活躍しています。
この事例では、写真右側にプロジェクタースクリーンが用意され、夜になるとシアターになっています。

オープンキッチンは生活スタイルそのもの

オープンキッチンを採用する場合は、生活スタイルについて十分な打ち合わせが必要となります。使い勝手や収納のこと、どのような料理をこなしてゆくかまで十分に打ち合わせを重ねます。

ロフトは思索にふける場所

家の中で一番高いところにあって天井が低いロフトはとても落ち着く場所です。その意味ではロフトは収納であるよりも書斎などにふさわしい空間でしょう。この事例では文机を造り付けていますが、ここからいろんなアイデアが生まれてくることでしょう。

寝室もオープンな空間

寝室であっても、開いたり閉じたり出来るしつらえをしておけば、とても気持ちよく使えます。曇りガラスを通じて玄関にも明るい光がもれて行きます。

水廻りの工夫

狭い洗面所も壁一面の鏡で広く見せることが出来ました。浴室は在来工法ですが、防水対策を万全にすることで安心です。ユニットバスに頼らない浴室づくりです。

その他には

子世帯に共通のバルコニーは交流の場。間仕切りにはファイバーグレーチングのドアを設けています。洗面所の照明は鏡の中に電球を取り付けたシンプルなもの(写真では電球が空中に浮かんでいるように見えます)。施主の希望もあり、玄関の上がり框にはステンレスを採用しました。黒大理石とのコントラストがとてもきれいです。