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ソーラーシステム・シミュレーション

具体的な事例として、我が家の電力・ガス消費状態がオール電化どのように改善されるかをシミュレーションします。

設定条件

・2005年1月から12月までの電気代、ガス代をベースにしました
・家族構成 夫婦+子供2人(中学生+小学生)
・生活時間 共働きのため電気ガスを使う時間帯は早朝および夜遅い時間が多い
・使用設備 ガス給湯器・電気式床暖房・その他一般家庭同等
・東京電力従量電灯Bタイプ契約(一般的) → 電化上手に変更する場合で算定
・給湯器 ガス給湯器 → エコキュートに変更(主として夜間電力使用)
・コンロ ガスコンロ → IHクッキングヒーター使用
・全電化住宅割引(5%)を摘要

上記では、電気+ガスは従来、オール電化はエコキュートとIHクッキングヒーター使用。
数字は各月の請求額(円)です。

シミュレーション結果

2005年1年間電気+ガス料金 = 192,515円
オール電化にした場合   = 119,647円 

→ 差額 72,868円/年間の節約

次に、オープンシステムで建築する場合 にガスを使う場合とオール電化でどれくらいの費用の差があるか検討してみます。(全て原価)

■ガス使用の場合
給湯器      200,000   24号フルオートタイプ
ガスコンロ    100,000   ガラストップタイプ
ガス配管工事費  160,000   一般的な新築時工事費用
消費税        23,000  
----------------------------------------------------
合計       483,000円

□オール電化の場合
給湯器      310,000   エコキュート370Lタイプ
IHコンロ     123,000   ベーシックタイプ
電気追加工事     20,000   給湯器・IH配線追加
エコキュート設置  20,000   ガス給湯器との差額
消費税       23,650   
----------------------------------------------------
合計       496,650円

              

496,650 - 483,000 = 13,650 の差額 しかないことがわかります

太陽光発電を取り付ける場合 発電量と設置コスト(共に税込)

設定条件

シェルソーラー 多結晶シリコン
横浜市内・南向き・屋根角度30度
電力損失=0.15 
期待発電電力=(日射量÷標準日射強度)X(1-電力損失)X太陽電池容量 による
東京電力買い取り電力 26.25円/KWh 

□ 3.15KWの場合 3772.87KW X 26.25円 = 99,038円 / 年
  設置費用 1,838,156円

□ 2.10KWの場合 2515.24KW X 26.25円 =  66,025円 / 年
  設置費用 1,353,607円

  →設置費用の明細はお問い合わせ下さい

助成金

エコキュート 50,000円 (財団法人ヒートポンプ・蓄熱センターHTPCJによる) 
太陽光発電  地方公共団体で補助金額が異なります → お問い合わせ下さい

              

オール電化と太陽光発電に投じた費用は以下の期間で回収可能

(ガスとの差額+太陽光発電設置費用-助成金)ヨ(年間節約+年間発電量)
= 回収年(期間)  

但し地方公共団体補助金 50,000円/KW として計算しています。


☆3.15KWの場合
(13,650+1,838,156-50,000-157,500)÷(72,863+99,038)= 9.5年


☆2.10KWの場合
(13,650+1,353,607-50,000-105,000)÷(72,683+66,025)= 8.7年


これ以降はつくり出した電気の分が節約出来て毎年の光熱費は


☆3.15KWの場合 119,647円 - 99,038円 = 20,609円 / 年間
☆2.10KWの場合 119,647円 - 67,912円 = 53,622円 / 年間

              

・55才までにオール電化の太陽光発電住宅を建てると、本格的な年金生活では光熱費がほとんどかからなくなります。

・今後予想される大地震などで停電が続くことがあっても、1500W程度の電力は自力で賄うことが可能。